第二部 第一章 無料相談の前に確認したこと~相談するまでの記録~

この章で私が伝えたいのは、「どの弁護士事務所が正解か」ではありません。
問題は、相談先を選ぶ段階ですら、不安と疑いで足が止まってしまうことでした。

弁護士といえど、全ての案件に詳しいわけではないと思います。

得意不得意の分野はあると思います。

そう考えると「債務整理に強い」CMでよく見る弁護士事務所に依頼するのも安心感はありますね。
大手だと支店も多いので通いやすい利点もあります。
ただ、私は個人弁護士事務所に依頼しました。

目次

情報集め

まずは地図アプリで「弁護士事務所」で検索。
近場の弁護士事務所を探しました。
普段の生活では気にすることがない事務所。

こんなにもあるんだ・・・

ってぐらい多くありました。
司法書士事務所も多く、びっくりしました。

ただ、弁護士と司法書士では対応できる範囲が違うため、
私の場合は弁護士事務所を中心に探しました。

その地図に出て来た弁護士事務所の名前を
ネットの検索欄に入力してHPがあるかを確認。
債務整理に関しての情報が掲載されているかを確認。
過去の依頼例があれば、かなり有力な情報になります。
HPがなくても、地図アプリで表示される口コミ。
これも有力な情報源になります。
それらで債務整理のコメントが有れば有力候補ですね。

まずは、この流れで相談する事務所を探しました。

弁護士と司法書士の違い

少し流れを切りますが、この違いをざっくり説明させていただきます。
法改正や個別の事情によって変わる可能性もあるため、あくまでも私が調べた範囲での理解として読んでください。

債務整理では、弁護士と司法書士で対応できる範囲が違います。

弁護士

  • 借入額に関わらず、任意整理・個人再生・自己破産などに制度上対応できる
  • 個人の債務整理だけでなく、法人の破産・再生などにも対応できる
  • 申立人の代理人として、裁判所とのやり取りや手続き上の対応ができる
  • 自己破産や個人再生でも、代理人として手続きを進めることができる
  • 破産審尋・免責審尋・債権者集会などがある場合も、代理人として同席・対応してもらえる
  • 司法書士よりも、着手金や報酬が高くなる傾向がある
  • 手続き全体を任せやすい反面、費用面の負担は大きくなりやすい

司法書士

  • 認定司法書士が代理できるのは、原則として1件あたり140万円以下の借金まで
  • この140万円は借金の総額ではなく、1社ごと・1件ごとの金額で判断される
  • 1社あたりの借入額が140万円を超える場合、その債権者との交渉を代理することはできない
  • 自己破産や個人再生では、弁護士のように申立人の代理人にはなれない
  • 自己破産や個人再生では、基本的に書類作成の支援が中心になる
  • 裁判官との面談や債権者集会などがある場合、代理人として同席・対応することはできない
  • 弁護士よりも、着手金や報酬が低い傾向がある
  • 任意整理で、1社ごとの借入額が140万円以下の場合は相談先の候補になる

私の場合は、借入額が大きく、任意整理で解決できる状況ではありませんでした。
個人再生や自己破産になる可能性もあったため、最初から弁護士に相談することを選びました。

これは、司法書士が悪いという意味ではありません。
ただ、債務整理では「誰に相談しても同じ」ではなく、対応できる範囲が違います。

特に、

  • 1社あたりの借入額が140万円を超えていないか
  • 任意整理で済むのか
  • 個人再生や自己破産になる可能性があるのか
  • 裁判所での手続きに代理人として対応してもらえるのか

この辺りは、相談前に確認しておいた方がいいと思います。

無料相談の有無を確認

債務整理の相談に関しては、

何度でも相談無料

との弁護士事務所が多かったりします。
CMで有名な法律事務所は、ほぼ該当します。
ありがたいことですが、

「何度も相談しても解決しない」

これが債務整理の現実です。
調べている過程で

毎回、相談する相手が変わって以前に聞いたことと違うことを言われた

などのデメリットもあるみたいです。
また、調べている中で、
費用説明に不安を感じたという声も見かけました。

電話ではなく「メール」の方が文章として残るので
「メール」で相談の方がいいと思います。
もしくは録音する。
私も相談したというか、
借金減額シミュレーションを試したら
なぜか有名弁護士事務所への問い合わせになってました。
「メールでお願いします」
と書いてもガンガン電話がかかってきて辟易しました。
ちなみに「どのくらい減額可能か?」の結果は一切でてきませんでした。

何度でも無料という言葉に安心する一方で、
営業連絡が続くことへの不安も感じていました。

私が選んだ弁護士事務所は
・初回相談が無料
・最初はメールでも相談できる
その後、正式な相談は対面で進める

流れでした。
他の個人弁護士事務所も
一回目は無料
との条件が多かったです。
もしかすると、
これがいい弁護士事務所のひとつの指標かもしれません。
もちろん、何回でも無料の弁護士事務所でも信用・信頼できる事務所も多いと思います。

あくまでも、私の場合で私の私見です。

問い合わせた

実際に依頼した弁護士事務所に問い合わせるまでに、有名事務所に問い合わせしたりしました。
感じた印象は「親身に聞いてくれてない」でした。
なんとなく、事務的なやりとりで「相談」ではなく報告。

あなたの場合は、こうだからこうなります。
この場合の毎月の返済額はこれになります。

相談したことに対しての返答なので合ってるのだとは思いますが、

「話を聞いてくれてない」

気がしたのです。
お悩み相談室でないことは理解してますが、
なんとなく「依頼したくない」って思った次第です。

依頼した事務所にHPから申し込みました。
住所・氏名・年齢などの必要項目と
借入額の入力。
簡単な入力でした。
その入力後、しばらくして返事がきました。

はっきりとした返答だった

借入額を入力して備考欄に手取り額を書きました。
これを元に計算してくれて、はっきりと

任意整理を選択した場合
・毎月の返済額は約○○万円
・弁護士費用が分割で○万円
これを考えると今までの経験上
「任意整理での返済は不可能」です。

個人再生か自己破産になります。
ただ、「浪費」での借金の場合は
免責不許可事由に該当するので個人再生となります。
(相談で浪費が主な原因と書いていました。
最終的には浪費では無いと判断され自己破産で申請しました。)

・個人再生の場合は毎月○万円
・弁護士費用が分割で毎月○万円
合計で約○万円になります。

かなりはっきりと明瞭に返事をいただけました。
それと同時に対面面談の日程候補を複数に渡って連絡していただけ
その日にちで都合がいい日を教えてください。
それ以外の日にちでも大丈夫です。
可能な日時をできるだけ多く教えてください。

こちらの都合に合わせて、複数の日程候補を出していただけました。
かなり助かりました。

また、面談時に必要な書類もありました。

・「過去3年以内に使用している」口座の通帳
・大体の残額
・大体の財産
・生命保険
・車所有であれば車検証と査定額
・不動産を持っているなら時価価格

以上など「まずは大体でいいので」把握して
持参してください。
とのことでした。

本格的に一歩進んだ気がして

安心した反面、弁護士さんとの面談に不安も感じていました。

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