第二部 第二章 弁護士との面談~怒られると思っていた~

不安だった・・・
怖かった・・・

何故か?

借金した理由に関して

怒られる

って不安があった

私が想像したストーリー(妄想)

—————————————————————–

あ~
そんな生活をしていたら借金が膨らむの分かるでしょ?
なんで、そんな生活してたの?
自分の収支の支出を考えたら「普通」分かるでしょ?
そりゃ、借金とかが増える訳だよ
「普通」に考えてよ?
(例)100円しか手取りが無いのに300円の商品を
カードでリボ払いで毎月10円の返済で返せると思ってたの?
一つだったらまだしも、複数購入してるよね?
正に

無駄遣いで浪費だよ

自己破産は無理
自業自得と思ってね。

浪費は免責不許可事由に該当するから

自己破産は無理

————————————————–

って叱責を受けると思ってました。
これが相談することに二の足を踏んだ理由

怖さ・不安・怒られたくない

全てが自分勝手なことです。

お金を借りてて返さない。
「普通」の感覚ではありえないですね。
だけど

返せると思ってた。

なんとなくですが、多重債務者の多くは

楽観主義

なのかもしれません。
そして

自分都合

私自身がそうなのです。
治したい(直したい?)のですが、

その場しのぎ

と分かっていても

何とかできた

回ってる
返済出来てる(自転車操業)
だから

大丈夫!!

って思考になってるのです。

貸してくれるんだから借りただけ
貸してくれるって事は
返済能力が有る
と判断したから貸してくれたんでしょ?
だから借りたんだよ
でもね、
一社だけだったら余裕で返済できるよ?
だけど
複数社からの借入があるのは分かってて貸してるよね?
申し込んだ時に

・他社の借入額
・ローン残高
・年収

すべて入力したよね?
それを加味して返済可能な範囲と判断して

限度額

を設定してOKだしたんだよね?

OKって事は

自分の収入で返済可能な範囲なんだ
って思うことは罪なのかな?

金融機関に所属してる専門家が判断してOKを出した。
それなら大丈夫なんだろうな~
って判断するのは駄目なのか?
責任転嫁なことを言ってる事は重々承知してる。
だけど、やっぱりね

専門家がOKを出してるなら大丈夫なんだ
って

安心感

ここで思い出すべきこと

「民間企業は営利目的」

善悪のことではないです。
当たり前のこと。

それらを考えずに行動した自己責任

だからこそ思う事がある

「総量規制」

抜け道が多い。
それを理解してない、いわゆる

・法律は知らない方が悪い

ってこと。

もちろん、制度のせいにしたい訳ではありません。
ただ当時の私は、知らないまま安心し、知らないまま怖がっていました。

弁護士さんも全ての法律を理解してる訳じゃない。
地方議員も国会議員も閣僚も官僚も
すべて理解してないでしょ?

でも、

法律上、それを盾に論破される。
債務整理に限らず、

民事
刑事

裁判に関してもね。
納得いかないって思うのは

私が「普通」ではないからだろうか?
「普通」ってなに?

私の「普通」が「普通の人」と違うのかもしれません。

「普通」って何?

—————————————————————–

そんな哲学的?なことを無意味に感じながら

結局、悪いのは自分自身なんだよね・・・

って自問自答をして自己嫌悪に陥りながら

弁護士事務所に向かいました。

目次

総量規制とは

総量規制に関して先に書いておきます。

総量規制とは、貸金業者からの借入れについて、原則として年収の3分の1を超える貸付けを制限するルールです。

・対象になるのは、主に消費者金融やクレジットカードのキャッシングなど
・銀行カードローンは、貸金業法上の総量規制の対象外とされている
・クレジットカードも、キャッシングは総量規制の対象
・クレジットカードのショッピング利用は対象外

つまり、
「総量規制があるから、年収の3分の1を超える借入れは絶対にできない」
と単純に考えられるものではない感じです。

ただし、対象外だから安全ではなく
借りられるかどうかと、
返せる生活になっているかどうかは別の話。

当時の私は、この違いをきちんと理解していなかったのです。

面談

緊張してたのがバカバカしいぐらいでした。
めっちゃフランクで親しみやすい弁護士さんでした。
全ての弁護士さんが該当するわけではないとは思いますが、

第一印象で、この事務所に決めた

そう思いました。
ある意味
「当たりを引いた」
のかもしれません。

他の弁護士事務所に相談(面談)したわけではないので
もしかすると他の事務所も同じかもしれません。
ただ、既に後がない状態だったのでよかったです!!

で、怒られると思ってた第一声が

「大変でしたね」

と、労う言葉をかけていただきました。

正直、泣きそうでした・・・

借りては返す
借りては返す
それを繰り返して
どこからも借りることができずに
もうダメだ・・・
って思ってたので。

「滞納」はしてませんでした。
ひたすら
借りては返す
返しては借りる
これを繰り返して
「限界」
を迎えたので。
「滞納」したら最後って考えていたので。
なかには「催促」も無視する強者もいるみたいですが
私には無理でした。

詳細を説明

債務整理を考えてる人は私と同じで

どういった手順で、どのような書類が必要なのか?

それらを事前に調べてる人は多いと思います。
私も事前に調べていたので
面談までに用意できる書類をすべて集めていました。

・過去3年の口座取引
・過去3ヶ月のクレジットカードの取引明細
・過去3ヶ月のキャッシュレスの取引明細
・証券取引(仮想通貨なども含めて)の履歴
・携帯電話の契約書
・プロバイダの契約書
・賃貸契約書
などなど・・・
出費に関わる契約書などを用意していました。

始めに聞かれたのが

・債務整理をしようと考えた年月
・借金(カード利用)を「初めて」利用した年月
・車の査定額
・最後にローンやカードを利用した年月
・借金の理由
などなど・・・
色々と聞かれました。

はっきりとした時期が不明な場合は正直に

「覚えていません」

私の場合は、これで大丈夫でした。
下手に誤魔化すと「嘘」になるので
絶対にやめた方がいいです。
最悪、辞任されてしまいます。
嘘や誤魔化しは通用しません。
全て正直に話しましょう。

特に聞かれたのは
直近3年間で5~10万円を超える高額商品を購入したか?
でした。
これは「生活必需品」は除外されるみたいです。
例えば冷蔵庫や洗濯機・エアコンなど。
ブランド品のバッグや貴金属、その他「娯楽品」
に該当するような商品の購入の有無でした。
これらに該当する場合は「浪費」と判断されて
免責不許可事由
に該当する可能性が高い感じです。

そんな感じで話を進めると私が「浪費」と思ってたのは
生活の中で必要な商品を購入した程度
と判断されました。
もしかすると月収・年収が低すぎるので
生活をするには借金を背負うしかなかった
と判断されたのかもしれません。

これは私が依頼した弁護士さんの判断なので
別の弁護士さんに依頼した時は、違った判断になる可能性はあります。

それらの経緯から個人再生ではなく

自己破産

で申し立てすることになりました。

会話の中で冗談を混ぜながら話を進めていただき、
非常に気を楽にしながら話を進めることができました。

弁護士事務所に相談するのが不安で怖い・・・

なんてことを考えてた自分が馬鹿馬鹿しく感じた次第です。

これは後で調べて判明したことなのですが、
私が依頼した弁護士事務所の弁護士さんは

破産管財人

これを請け負ってたみたいで、
数多くの債務整理に携わっていました。

契約

非常に明るい?雰囲気で話が進んでいき、
初めての面談で、即契約となりました。
色々な弁護士事務所で相談して相性がよさそうな事務所と契約する方がいい。
確かにそれはあると思いますが、
私の場合は
一件目で最高の弁護士さん
に出会えました。

契約に当たって
「家族(妻)」に相談済みか?
を聞かれました。
これは

弁護士費用の分割払い

この保証人に関わってきます。
これも後で調べて判明したのですが、
弁護士への依頼金(着手金)
これを積み立てして、ある程度積立てが完了してからでないと
破産申し立て
の手続きを開始してくれない事務所があるみたいです。
私が調べた範囲では
任意整理や個人再生の場合は
実際に返済能力があるのか?
これを裁判所に証明するための調査で
「積み立て」
するとの認識でしたが、違ってたみたいです。
その場合は手続きを開始した際に
そのプール金から弁護士事務所が代行して返済を行う。
って思ってました。
実際は
着手金(事務所への支払い)の積立てが完了しないと
受任通知は送付してくれても裁判所への申し立てや
任意整理の際の債権者先との和解(減額依頼)
の手続きを開始してくれない。
って事務所もあるみたいです。
これは、かなり苦しいですね・・・
着手金などはすぐに支払えるほど安くもないですし。
幸い、私が依頼した事務所は

・分割払いOK
・受任通知も即送付
・申し立ても書類が揃えば即手続き

と、すべてにおいて多重債務者の助けになる事務所でした。

幸運だった。

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